まくら選びのコツ
アトピーやアレルギー体質の人に
ダニのつきやすい寝具
まくらの臭い・まくらの通気性
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アトピーやアレルギー体質
アトピーやアレルギーは、抗菌グッツなどによって抗菌環境ができたために、免疫力が低下し感染菌などに過剰に反応してしまい、多彩なアレルギー反応を起こしてかゆくなり、アトピー性皮膚炎を引き起こすアレルゲンに勝てない状態となってしまったと言われています。そこで気をつけたいことは、アレルゲン物質と、薬品づけの寝具にたいしてです。
最近は、抗菌寝具・抗菌まくらが多くでまわっていますが、それらには製品加工するときに使われる薬品がいっぱい残っています。そういう寝具は、一度クリーニングしてから使うとよいと思います。寝具のアレルギー対策は次のように大別されます。
防ダニ加工
繊維にダニのいやがる化学物質を付着させたり、練りこんであります。アレルギーに有害なホコリの出やすい羊毛や羽毛の寝具によく用いられます。
高密度織物
生地の織目をアレルギー原因物質のサイズより小さくして、中に閉じ込めようという考え。ある程度効果は期待できますが、蒸れることが多く睡眠環境としては悪くなります。
非アレルギー素材
中わたにアレルギーの原因物質を出さない素材を用います。ポピュラーな素材としては「ダクロン」というポリエステルわたがありますが、吸湿性には欠けます。
精製した羽毛
羽毛はアレルギー原因物質にはなりません。付着している汚れなどが問題になります。これは洗浄後に特殊な除塵処理をしないかぎり、取れません。それに、ウレタン樹脂も多用するため、今市販されている羽毛布団の99%はダメということらしいです。
丸洗いできない羽毛布団は、ダニの格好のすみか。何が何でも羽毛布団がよいというこしとではないらしいです。毛布やまくらもホコリのつきやすい化繊やソバがらなどは、アトピーやアレルギー体質の人は避けた方が無難。アレルゲンは食物を食べて体内に入るだけではなく、皮膚に接触して、皮膚の表面でアレルギー反応を起こすこともあるので要注意。
《つづく》
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