北軽井沢ブルーベリーYGH
平成の松下村塾

ブルーベリーの名称 マネージャー日記 運営スタイル 経営方針
サービスについて 旅人の視点 旅と旅行の違い 設立のきっかけ
通りすぎた風 宿主の視点 ユースホステル論 リヒャルト・シルマン
■設立のきっかけ

01.決意
02.吉田松陰
03.松下村塾とは?
04.平成の松下村塾
05.物件さがし
06.JYHへ
07.信州へ
08.北海道へ
09.軽井沢へ
10.ペンションみつけた
11.資金繰り
12.ユースホステルは断念
13.購入
14.賃貸か?営業か?
15.開業
16.大赤字
17.倒産の悪夢
18.税理士を雇う
19.再びJYHへ
20.群馬県協会へ
21.ホームページ
22.営業
23.オーナー交代
24.高原へいらっしゃい

平成の松下村塾

 2000年の4月7日。
 私は、こんなメールを友人に送っていました。
「私は、旅に一生をささげるつもりです。具体的にいうとユースホステルや民宿やペンションを経営したいと思います。そしてユースホステルの運動にかかわりたいと思います。
 もちろん利潤が求めません。
 生活費は他で稼ぐつもりです。
 だから会社を起こすことも考えています。
 何でもやる会社です。

 今は私ひとりしかいませんが、いずれ、この会社を中心に大きな旅人の運動を展開していきたいと考えています。現在地は理念を考えている途中です。私の理想は『高原へいらっしゃい』というビデオの中にあります。これを見ていただければ私が何をやりたいのか十分ご理解いただけると思います。ユースホステルの運営に、ペンションや民宿の運営に興味のある方は、ご連絡ください。またお力を貸していただける方がいらっしゃいましたら、ご協力ください。お願いいたします(ほぼ原文通り)」
 2000年の4月7日、20:40のことでした。
 友人からは、即座に物件を紹介するメールが返ってきました。
 私は。その物件のホームページをかたっぱしからあたりました。
 そして物件探し始めました

 手持ちの金は500万。500万じゃ、何も買えないことはわかっていましたが、たとえ手持ちの金が5円でも、動いていたと思います。ほんの小さな石ころが、大きな土砂崩れや、巨大な雪崩を起こすことだってあるのです。

 しかし、当時の私がいだいていたイメージは、ペンションやユースホステルを経営するなんてものではなくて、人に見捨てられた過疎地の廃村にホームレスのように暮らしながら、コツコツと家を修理しつつ、飢えをしのぎ、10年くらいかけて宿をたてることでした。まさか、それから1ヶ月後に、大勢の友人の援助を得て、きれいなペンションのオーナーになっているとは夢にも思っていませんでした。小さな石ころは、まだ、地殻変動に気づいてなかったのですが、雪崩は確実に起こりつつありました。

 私は、インターネットと電話とファックスを総動員して物件をさがしまわり、会社には可能な限り休暇申請し、物件探しの旅にではじめました。手伝ってくれる人もたくさんあらわれました。
〒377-1524 群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1506-12 佐藤智
0279-84-3338  090-5546-3322  blue@kaze3.com

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