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ドミトリー
ドミトリーとは、相部屋のことです。見知らぬ人と一緒の部屋に泊まる宿泊システムのことですね。こう書くと、へえ〜そんな人いるの?と驚かれる方もいらっしゃいますが、実は、バックパックの海外旅行者の9割がドミトリーを利用して宿泊するのです。
それに20年前の日本でもドミトリーは、盛んで、ユースホステルはもちろんのこと、民宿やペンションでさえもドミトリーをおこなっており、みんな好んでドミトリーを利用していました。今ではちょっと考えられないことですね。では、ドミトリーには、どういう魅力があり、どういう欠点があるのでしょうか? 海外旅行するバックパッカーの意見を聞いてみましょう。
「情報交換をしたり食事したり、ホテルにいたら絶対無い出会いがある。不要なものをお互いに交換し合え、食事の相手もみつかる。ヨーロッパ人の素顔が見られる絶好の機会だった。また、世界中を旅行しているツワモノにも出会え情報が得られる」
「初めて見知らぬ人と一緒の部屋で泊まったとき、周りが西洋人ばっかりだったせいか、居心地が悪かった。でも、しだいにそういう雰囲気に馴染めてて、しかも人見知りが直っていた自分がいた」
「旅行初心者のころはドミトリーに抵抗はあったが選ぶ場所によっては快適。治安はよく、安ホテルのシングルよりも監視の目がある。また個性的なドミが多く、愛着がわき、思い出が残る。写真を撮りたいと 思うようなホテルは少ないが、ドミの写真は必ず撮る」
以上のバックパッカーの感想は、30年以上前の日本にも当てはまっていました。当時は、携帯も、インターネットもなく、贅沢であった電話もかける風習がなかった。いったん旅にでると連絡の手段は絵はがきのみ。そうなると一人旅の淋しさときたら、現代人の想像をこえるものがありました。
おまけに今ほど旅行情報も溢れてなく、ガイドブックの情報も現在の半分程度。贅沢品のマイカーで旅する人など皆無に近く、みんな夜行列車か鈍行で旅をしたり、自分の足で歩いたものですから、そういう旅人たちにとってドミトリーは、砂漠の中のオアシスのようなものでした。一人旅という孤独をドミトリーが癒してくれたからです。
では、現代の日本ではどうでしょうか?
現在、日本ではドミトリーは滅びつつあります。これは、国内の一人旅が昔ほど困難でなく孤独でなくなったことが原因です。つまり、ドミトリーの必要が無くなったわけです。
また、アットホームの宿の出現も、ドミトリーの滅亡に拍車をかけました。ドミトリーの長所である、出会い・情報交換といった作業も、アットホームな宿だったら、ドミトリーでなくても、個室に泊まってて、御茶会といった手段できてしまうからです。あとは価格の問題だけになりつつあるのが、日本のドミトリー事情です。北軽井沢ブルーベリーYGHは、そういう事情を考慮した価格設定を設けてあります。よくお考えのうえでドミトリーか個室かをお選びください。
《つづく》
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