サービスについて思うこと

ホスピタリティー

ブルーベリーの名称 マネージャー日記 運営スタイル 経営方針
サービスについて 旅人の視点 旅と旅行の違い 設立のきっかけ
通りすぎた風 宿主の視点 ユースホステル論 リヒャルト・シルマン
■サービスについて

 01.二つの経営スタイル
 02.二つのサービス
 03.第三のサービス展開
 04.おまかせ
 05.サービスの語源
 06.サービスとホスピタリティー
 07.ホスピタリティー
 08.ホスピタリティーの本質
 09.ユースホステルの本質
 10.消耗戦
 11.御客様をどう考えるか?
 12.夢のサービス


ホスピタリティー(hospitality)

 「ホスピタリティ」という言葉はギリシア語のフィロクセノス(=外来者への愛)の対応語で、hospitalとhotelの同義語です。そして、語源はホスピス (hospice) から派生してきた言葉で、hospiceという言葉の語源はラテン語のhospesから来ています。

 ホスピタリティの語源であるラテン語の「ホスピス (hospice) 」は、中世ヨーロッパで十字軍の兵士や旅人のために教会が作った施設のことでした。そうした旅人が、病や健康上の不調で旅立つことが出来なければ、そのままそこに置いて、ケアや看病をしたことから、看護収容施設全般をホスピスと呼ぶようになりました。

 教会で看護にあたる聖職者の無私の献身と歓待をホスピタリティ (hospitality) と呼び、そこから今日の病院を指すホスピタル (hospital) の語がでたと言われています。歴史的には、ホスピタルもホスピス同様に、病院だけでなく、孤児院、老人ホーム、行き倒れの収容施設なども指しています。

 さて、このホスピタリティ (hospitality) ですが、平たく言えば、もてなしのことであり、奴隷を意味するサービスとは全く違っています。あくまでも、客と主人は対等であり、たまたまベット代を払うことはあっても、奴隷になることではありません。つまり、ホスピタリティーを発揮するにはお互いに対等である必用があります。ここにホスピタリティーを理解する鍵があります。

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